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NHKが新インターネットサービス「NHK ONE」を10月開始 ライブ配信や災害情報を強化

2025年7月29日 | ペンライト

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NHKは2025年10月1日、新たなインターネットサービス「NHK ONE(エヌエイチケー・ワン)」を開始すると発表した。本サービスは、NHKがこれまで展開してきた「NHKプラス」「NHK NEWS WEB」「番組HP」などのオンラインサービスを統合し、視聴者に向けて包括的な情報提供を行うことを目的としている。

ライブ配信と見逃し視聴に対応

「NHK ONE」では、NHK総合テレビやEテレ、ラジオ番組の同時配信に対応するほか、放送終了後1週間以内であれば見逃し視聴も可能となる。これにより、従来のテレビ放送に加えて、スマートフォンやパソコンからの柔軟な視聴が可能になる。

災害・気象情報のリアルタイム配信を強化

本サービスでは、防災・気象情報をリアルタイムで提供する特設ページを設置し、災害時の迅速な情報提供体制を構築する。特に地震・台風・大雨などの緊急事態に対応する情報配信に重点を置き、公共放送としての社会的責務を強化する構えだ。

ニュース・動画・番組情報を一元化

「NHK ONE」では、国内外のニュース記事や関連動画も閲覧可能となるほか、各番組の詳細情報や特設ページ、番組表にもアクセスできる。視聴者が知りたい情報を一か所に集約することで、利便性の向上が期待される。

スマートフォン向けアプリも同時展開

サービス開始と同時に、3種類のアプリも提供される予定。「NHKプラス」の刷新版に加え、「NHK ONE ニュース・防災」、教育向けの「NHK ONE for School」が展開される。いずれもスマートフォンやタブレット向けに最適化されており、用途に応じて使い分けることができる。

利用には受信契約が必要

NHK ONEを利用するには受信契約が必須となる。既にNHKと受信契約を結んでいる世帯は追加手続きなしで利用できるが、未契約世帯は契約手続きを行う必要がある。なお、ラジオサービス「らじる★らじる」は対象外となる。

公共放送としてのインフラ強化

NHKは「NHK ONE」の開始により、視聴者の利便性を高めるとともに、情報発信の在り方をインターネット時代に適応させる方針を示した。今後も公共放送としての使命を果たすべく、サービス内容の充実が進められる見通しである。

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