2024年9月2日、京都芸術大学と島根大学は、教育・研究の質の向上および地域課題の解決を目的とした包括連携協定を締結しました。本協定は、両大学がそれぞれの強みを活かし、教育、研究、地域貢献の各分野で幅広い協力を行うことを目指しています。
具体的な協力内容として、両大学の学生が参加する共同プロジェクトの実施、大学主催行事への学生の参加、その他協議により必要と認められる事業などが挙げられます。特に、島根大学の材料科学や社会科学分野と、京都芸術大学の芸術分野を融合し、地域社会の課題解決に寄与することが期待されています。
今後の具体的な取り組みとして、島根大学人間科学部の岩宮恵子教授が手がけるメンタルヘルスの自己診断アプリにゲームの要素を取り入れ、回答精度の向上を図るプロジェクトや、アート教育と心理学を融合した学際的なプロジェクトが予定されています。また、両大学の学生が出雲地域などの聖地文化を新たな視点から探求するプロジェクトも進められる予定です。
京都芸術大学は、国内最大規模の総合芸術大学として、社会と芸術の関わりを重視した教育を推進しており、年間100件以上の「社会実装プロジェクト」を通じて、学生たちが実社会での課題解決に取り組んでいます。