
富士急行線と一畑電車の特別タイアップ
富士山麓電気鉄道株式会社(山梨県南都留郡)と一畑電車株式会社(島根県出雲市)は、両社の車両引退を記念したタイアップ企画を発表しました。このプロジェクトは、京王電鉄から譲渡された同形式の車両が共通点を持ち、また引退時期が近いという縁を背景に実現したものです。両社の車両はそれぞれ、長年にわたり地域の移動手段として親しまれてきました。
タイアップ内容とスケジュール
本タイアップでは、共同ポスターの掲出と記念グッズの販売を通じて、両車両への感謝と引退を祝います。具体的な内容は以下の通りです。
- 共同ポスターの掲出期間:2024年12月13日から2025年1月13日
- 記念入場券セットの販売:2025年1月11日より指定箇所にて販売開始(価格1,000円)
ポスターには、富士急行線1000系(1001号編成)と一畑電車5000系(5010号車、5110号車)が描かれ、それぞれの引退を記念したデザインが採用されます。また、記念入場券セットは両社の公式販売箇所で入手可能です。
両車両の歴史
富士急行線の1001号編成は、京王電鉄から5000系車両を譲渡・改造したものです。1994年より運行を開始し、2012年にはかつての塗装色を復元して走行していました。一方、一畑電車の5010号車と5110号車も同じく京王電鉄から譲渡され、1998年から26年間にわたり多くの乗客を運んできました。
公式サイトと問い合わせ先
本プロジェクトの詳細は、以下の公式サイトで確認できます。
両社は、このタイアップを通じて多くの利用者に長年の感謝を伝えるとともに、地域の鉄道文化の魅力を広めていきます。