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築100年の古民家を活用した体験型宿泊施設「iSOYA」が海士町に開業
2025年7月28日 | ペンライト
島根県隠岐郡海士町に、築100年の古民家を活用した新たな宿泊施設「iSOYA(いそや)」が2025年7月24日にプレオープンした。地元の歴史や文化を体験できる滞在型の宿として整備され、地域との共生を目指す取り組みが注目されている。
地域の歴史を活かした設え
「iSOYA」は、かつて民宿として使われていた築100年の古民家を改修し、梁や丸太などの伝統的な建材をそのまま生かした内装が特徴。建物内には、200年以上前の木材も一部使用されており、歴史の重みと温かみを感じさせる空間が広がる。
施設の整備は地元出身の女将が中心となり、自ら清掃や塗装、調度品の選定を手がけた。宿泊者が落ち着いて過ごせるよう、居心地と使いやすさを重視した設計が施されている。
島の暮らしを体験できるプログラム
iSOYAでは、宿泊者が海士町の暮らしを体験できるプログラムが用意されている。魚のさばき体験や餅つき大会といった催しに加え、地元住民も参加するイベントも企画されており、観光客と島民の自然な交流の場を創出する。
また、朝食や夕食には島で獲れた魚介類や野菜を使った家庭的な料理が提供され、島の日常を「食」からも感じることができる。島時間のゆったりとした流れを楽しむことができることも、宿泊者の満足度を高める要素となっている。
客室と料金体系
客室は洋室4部屋と大部屋1室で構成されており、少人数からグループまで幅広く対応可能。宿泊料金は、朝食付きで1泊11,000円から、2食付きで14,000円からとなっている。公式サイトや予約プラットフォームを通じて予約を受け付けている。
Uターン・Iターン促進への期待
運営者は、iSOYAの取り組みを通じて海士町への関心を高め、将来的には若者のUターン・Iターンのきっかけになることを目指している。宿泊施設としての機能だけでなく、地域活性化の一助となることが期待されている。
地域との連携を重視し、今後も地元住民との協働で定期イベントの開催や情報発信を進める方針だという。
