2024年9月7日、鳥取市で地域の伝統文化や魅力を発掘し発信する「雛鳥プロジェクト」の開催が発表された。本プロジェクトは、首都圏に住む18~25歳の若者を対象に、鳥取市用瀬町で地域の課題解決や文化継承を目的とした滞在型プログラムである。
参加者は、鳥取市用瀬町に滞在し、地域の伝統行事「流しびな」の製作体験や地元住民との交流を行う。流しびなは、旧暦の3月3日に紙雛を千代川に流し無病息災を祈る地域行事である。参加者は、この行事の保存活動を支援するとともに、地元の保存会と連携し、さん俵作りや製作方法の記録に取り組む。さらに、写真や動画を用いて地域文化のデジタルフォトブックを制作し、地元の人たちに活動の成果を報告し、共有する。
また、プロジェクトの一環として、参加者は「わらしべ長者体験」も実施する。これは、持参した物を地元住民との物々交換で別の物と交換していく活動で、地域との交流を図る目的がある。これにより、参加者は鳥取の文化や人々とのつながりを深める機会を得る。
プログラム終了後、参加者には「ふるさと認定証」が授与される。これは、参加者が鳥取市を「ふるさと」として認識し、今後も継続的に訪問・支援する意思を象徴するものである。プロジェクトの主催者は、参加者が今後も鳥取市との関係を維持し、地域の魅力発信や文化支援の担い手となることを期待している。
応募は10月13日までで、募集対象は首都圏在住の18~25歳の若者。参加費は主催者が交通費および宿泊費を負担するが、鳥取県内での移動費や食費等の一部費用は参加者の負担となる。
申込方法
申込は、2024年10月13日までに、氏名、年齢、所属、住所、出身地、応募理由、電話番号、メールアドレスを記載し、以下の方法で提出してください。
- 申込フォーム: こちらのリンク
- メール: tottorihinadori@gmail.com