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鳥取県、県立高校で自転車ヘルメット着用を義務化 安全対策に先進的な取り組み
2025年4月30日 | ペンライト

5月1日は「自転車ヘルメットの日」
自転車用ヘルメットの重要性を広める「自転車ヘルメットの日」が5月1日に制定され、全国的に着用促進の動きが進められている中、鳥取県の取り組みが注目されています。
鳥取県、全国に先駆けて義務化
2023年から鳥取県では、県立高校の自転車通学生に対して自転車用ヘルメットの着用と損害賠償責任保険の加入を義務付け、安全意識の定着を図っています。今回の全国教育庁調査(株式会社オージーケーカブトと産経デジタルによる)では、42都道府県のうち着用を「義務化」しているのは6県にとどまり、その一つが鳥取県です。
高校生の事故率は一般の4倍以上
警察庁のデータによれば、高校生年代(15~19歳)の自転車事故による死傷者数は、人口10万人あたり218.4人と、全体平均の約4.1倍に達しています。通学時の長距離移動や交通量の多い時間帯の利用が影響しているとみられます。
各地で広がる安全対策
福岡県や山口県などでも同様の取り組みが進められており、東京都では2024年4月から都立高校でヘルメット着用を通学許可の条件とする方針が示されました。高知県では2025年度の新入生からヘルメットの「所有」を義務化する予定です。
啓発活動と制度の両輪で
5月は「自転車月間」として各地で啓発活動も展開され、安全認証マーク付きヘルメットの正しい使用が呼びかけられています。鳥取県のような先進的な取り組みが他地域に広がることで、より多くの学生の命と安全が守られることが期待されています。